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ルアー(lure)は、ルアーフィッシングでの釣りに使用する道具のひとつで、針が付いていて、動きや色、匂い、味などで、直接魚を誘う物の事を言う。 日本語では疑似餌と訳される事が多いが、魚は餌としてルアーに食いついているだけではないという見解もあり、一概に訳す事はできない。 ちなみにルアーという単語は元々は鷹狩りの調教に使う道具のこと。 タカやハヤブサなどの猛禽類の調教に使われる鳥の羽や動物の毛皮で作られたものでそれを獲物に見立てて振り回し、猛禽類に掴ませることで狩りを教えるのに使う。


ルアーを大別すると、ハードルアーとソフトルアーに分かれる。 その名の通り、プラスチック、ウッド、金属のような固い素材で作られた物をハードルアーと呼ぶ。ソフトルアーはその逆で、ソフトプラスチックや豚の皮などで出来た柔らかいものを言う。

ルアーの歴史は意外に古い。 ルアー自体が本来は漁具として世界各地で発明されたものであるが、スポーツフィッシング(遊漁)におけるルアーとして認識できる最古のものは1800年代の英国のファントムミノーと言われる。ただし、明確な資料は存在していないため信憑性にかける。 資料が存在するものでは、1936年にフィンランド人のラウリ・ラパラが製作したルアーがある。 また、日本でもイカ漁に用いられた餌木(えぎ)が日本固有のルアーの元祖として上げられる。

プラグ [編集]
木製またはプラスチック製の立体的なボディを持つハードルアー。浮力が高く基本的に水に浮くが、おもりを内蔵して沈む物もある。初期は木製だったプラグは、安く大量生産が可能なプラスチック製に取って代わられたが、少数ながら木製のプラグも生産され続け、根強い人気がある。

ミノー 最も一般的な魚の姿をしたルアー。魚の口に当たる部分にリップと呼ばれるプラスチックの舌状部品が付いている。ルアーを引くとこれが水流を受けて、水を逃がすように左右に体を振動させながら浅く潜水する。ほとんどが水に浮くフローティングタイプだが、ごくわずか水中で停止するサスペンドタイプ、水に沈むシンキングタイプもある。
クランクベイト 丸みを帯びたミノーのような姿。ミノーに比べてずっと大きなリップを持つ。リップが長いものほど深く潜ることが出来る。狙う水深によって、シャロークランク(約0~1m)、ミドルクランク(約1~3m)、ディープクランク(約3~5m以上)と分類できる。ミノー同様、ほぼ全てが水に浮くフローティングタイプだが、ごく少数、サスペンドタイプも存在する。
シャッド シャッドとはアメリカの湖にいるニシン科の小魚でバスの主食となる魚、この小魚をイメージして作られたのがシャッドプラグである。サイズは小型プラグがメインでリップが長いのが特長。動きはトゥイッチする事で不規則なダートを起こすヒラ打ちアクション。フローティングとサスペンドタイプがある。
バイブレーション リップレスクランクとも呼ばれる。横から見ると平行四辺形の魚の姿で、左右からつぶされたような薄いボディになっている。他のプラグでは口付近にあるアイ(糸を結ぶ輪)が頭頂部にあり、結果クランクベイトのようにかなり下を向いた姿勢で泳ぐ。プラグの中では唯一水より重く、着水と同時に素早く沈んでいく。ルアーを引くと、バイブレーションの名の通り激しく体を振動させながら浮上してくる。 振動によって内蔵されたラトルがシャラシャラと音を出すが、ラトル無しのサイレントタイプも一般的。
ペンシルベイト※ 棒状のボディに針が付いただけの最もシンプルな構造。棒状といっても文字通りただの棒から、もっと太く卵に近い形のもの、本物の魚にリアルに似せたものなど様々。内蔵ウェイトの位置と重さで、浮いたときの角度がほぼ水平から垂直まである。特別な機能は持たず、糸を巻くだけでは何もしてくれないので、ロッドアクション(竿の振り)によって数パターンの決まった動きをさせる。頭を左右へ交互に振るドッグウォーク。水面を左右に滑るように動かすスケーティング、水鳥のように頭から水中につっこむダイビングなどのアクションがある。
ポッパー※ 大きく口を開けた魚の姿をしている。糸を瞬間的に強く引くと、勢いよく顔を水中に突っ込み、そのときにカップ状に開いた口が空気を巻き込んでコポンと音が出る。この音を英語では pop と表現し、 popper の名前が付いた。製品によってこの音や、飛沫の飛び方が微妙に異なる。水面で捕食中の小魚をモチーフにしているらしい。アクション時の移動距離を抑える目的で、後ろのフックにスカートや羽根飾りが付く場合が多い。
スウィッシャー / スイッシャー※ ペンシルベイトのような棒状のルアー本体の前後に、1枚ないし2枚の金属製のプロペラを持つ。ルアーを引くと水流でプロペラが回転し、その音や波、プロペラのきらめきなどで魚にアピールする。プロペラが1枚だけのものをシングルスウィッシャー、前後に2枚のものをダブルスウィッシャーと呼ぶ。ダブルスウィッシャーの中には前後のプロペラの回転を逆にし本体が回転しない様に工夫したルアーもある。チューニング用に様々な形状のプロペラが売られている。 アマゾンの通販でもルアーは買えます。
ノイジー※ ボディに装備するなんらかの仕組みで騒々しく音を出したり、暴れるように激しくアクションをして魚を誘うルアーの総称。後述のバズベイトもノイジーに分類される。水面に落ちて暴れる小動物や昆虫をモチーフにしたものが多い。基本的にはただ糸を巻くだけで勝手にアクションをしてくれるので、初心者向きと言われる。また夜釣りでは定番のルアーとされる。アクションをする仕組みはメーカー各社がそれぞれに考案するため、特に決まった形態がなく、ゼンマイ仕掛けで振動するなどかなり奇抜なものもある。よく知られる代表的なルアーにはクレイジークローラーやジッターバグがある。
ダーター※ コンセプト自体が曖昧なので定義が難しいが、一般的には下あごが突き出したポッパーのような外見をしている。トップウォーターでありながら、下あごが水流を受けてリップの役目をし、ミノーのように浅く潜ることができる。潜る時に水を巻き込んでゴボッと音を出すものが多い。ポッパーとミノーの中間のようなルアー。製品によって形状の違いが大きい上に、使用方法さえ曖昧なため、表舞台に立つことの少ないコアなルアーとなっている。
フロッグ※ ボディはゴムのような柔らかい素材で、カエルやネズミを模している。尻部分に脚パーツやラバースカートが付属するものが多い。中は空洞になっていて軽く、水に浮く。針はボディ表面にぴったり沿うような作りになっており突出しないために、きわめて根がかりしにくい。捕食魚がフロッグに噛みつくと、柔らかいボディは簡単につぶれ、針がむき出しになってフッキングする。特別なアクションはせず、水面を泳ぐカエルやネズミをイメージして動かす。葦の中やリリーパッド(スイレンの葉)など、ほかのルアーでは必ず根がかりするような茂った場所で威力を発揮する。ただし、その針の形状はライギョやナマズ向けで、ブラックバスに対しては少々フッキングしにくいという欠点がある(ブラックバス専用に針の形を工夫したフロッグも開発されている)。
ビッグベイト※ ルアーの中でもとりわけ大きく、主にブラックバス釣りに使用される。魚を模したルアーで材質は浮力の高い木製のものと、素材の軟らかいプラスチック製のものがある。

提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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